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過去の活動―2021年~2016年― |
■2021年度 |
10月20日(土) グローバルフェスタJAPAN 2021にオンラインで出展しました 2年ぶりに開催される、恒例の国際協力のイベントに当会はオンラインで出展しました。「リアル」の会場は、東京国際フォーラムEホールでした。 3月20日(土) CanDo報告会<マラウイでの教室建設事業>をオンラインで開催しました 2019年、外務省日本NGO連携無償資金協力(N連)による「パロンベ県教育施設改善に関する初等保護者の参加意識の強化事業」を開始。一般保護者向け、そして選出された建設リーダーへの研修の後、倉庫建設に取り組んで、2020年3月、12校で完成しました。 2020年4月、コロナ禍のため日本人スタッフは帰国しましたが、マラウイ人スタッフとオンラインで会議を重ねて、5月にはもう1校で倉庫が完成し、監査と完了報告を終え、次の取り組みに向けた準備を進めました。 2021年2月、N連による「パロンベ県初等学校保護者による教室建設事業」が始まりました。 事業責任者の永岡宏昌がこれまでの活動を報告し、これからの活動について話します。 時間: 15:00~16:30/会場: Zoomを利用したオンライン/参加費: 無料 |
■2020年度 |
11月3日~23日 アフリカの森と「村祭り」(東京・夢の島植物園。慶應義塾大学SFCアフリカ研究会企画)に協力 展示でマラウイの写真を提供。イベント・コーナーにボードゲーム「バオ」を貸し出し、参加者に遊んでいただきました。 |
■2019年度 |
11月13日(水) CanDoセミナー<「アフリカの教育事情」と「マラウイの初等学校における活動」を聞いて・考える>を開催しました アフリカ地域開発市民の会(CanDo)は東アフリカのケニアでの20年間の活動を終了して、今年から南部アフリカのマラウイで展開しています。当会の活動だけでなく、他のアフリカの国々の教育事情の話も聞いて、参加した人たちがアフリカでの教育協力について考える場を企画しました。 前半は、開発コンサルタントの理事 國枝信宏が、エチオピア、ニジェール、セネガルでの経験と他の国々の訪問をもとに話題を提供します。後半は、事業責任者を兼任している代表理事 永岡宏昌が、マラウイの初等学校における、教育施設改善に関する保護者の参加意識を強化する活動の報告をします。最後に質疑応答と意見交換の時間をとります。 時間: 19:00~21:00/会場: 不忍通りふれあい館 4階会議室/参加費: 資料代として500円(会員は無料)/定員: 25人 9月28日(土)・29日(日) グローバルフェスタJAPAN 2019に出展しましたお台場センタープロムナード) マラウイの活動を紹介するパネルを展示。テーブルではボードゲーム「バオ」で遊んでいただきました。 時間: 10:00~17:00/主催:グローバルフェスタJAPAN 2019実行委員会/共催:外務省、(独行)国際協力機構(JICA)、(特活)国際協力NGOセンター(JANIC) |
■2018年度 |
12月19日(水) CanDo報告会~2015年に始めて4年のマラウイでの調査で知ったこと、2019年度からの活動で目指すこと~を開催しました CanDoは2015年から2017年に年2回、2018年、ケニアでの活動終了後にマラウイで調査を行なって、南部のパロンベ県を対象地域としました。初等学校では多くの青空教室や過密な教室で授業が行われていて、中退する生徒が多く、最終学年の8年生は1年生の4分の1以下です。2019年、教育環境を改善する活動を始め、ケニアと同様に保護者が主体的に取り組みます。また、高学年の中退の原因のひとつ早期妊娠の予防など健康面の活動も目指しています。 事業責任者であり、4年の調査を行なってきた代表理事永岡宏昌が、ケニアでの経験を参照しながら、報告します。 時間: 19:00~21:00/会場: 文京区立汐見地域活動センター 洋室A/報告: 事務局員 飯野ちひろ(マラウイで見たこと、学んだこと)・永岡宏昌/参加費: 資料代として500円(会員は無料)/定員: 25人 9月29日(土) グローバルフェスタJAPAN 2018に出展しました(お台場センタープロムナード)―30日(日)は台風の状況を考慮して中止 ケニアの活動とマラウイの状況を紹介するパネルを展示。テーブルではボードゲーム「バオ」で遊んでいただきました。 7月25日(水) CanDo報告会<ケニアでの20年間の活動を振り返って>を開催しました 1998年、小学校への教科書配布から始まった、アフリカ地域開発市民の会(CanDo)のケニアにおける協力活動は、2018年3月、小学校の教室の構造補修と地域保健ボランティア(CHV)への研修を終了しました。 約20年にわたる活動の集大成となるマチャコス地方マシンガ県を中心に、それ以前のキツイ地方ムインギ東県とミグワニ県を含めて、事業責任者を兼任する代表理事 永岡宏昌が報告します。 小学校では教室が足りなかったり、土壌侵食で倒れそうだったりする教育環境、医療施設が少なく、エイズの問題は深刻な保健の状況―さまざまな課題を抱えていた半乾燥地の地域で、住民が主体となる社会開発をCanDoは行ないました。 保護者は自分たちで教室を建設・補修する力をつけ、CHVは学習会を開いてエイズをはじめ保健の知識を住民に伝えているといった成果をはじめ、解決できたこと、そして難しかった点を振り返ります。 時間:19:00~21:00/会場:不忍通りふれあい館 4階会議室/参加費:資料代として500円。CanDo会員は無料/定員:25人 |
■2017年度 |
9月30日(土)・10月1日(日) グローバルフェスタJAPAN 2017に出展しました(お台場センタープロムナード) ケニアでの活動とマラウイの状況を紹介するパネルを展示し、サイザル製のバッグなどを販売。ゲーム「バオ」のコーナーを設けました。 |
■2016年度 |
12月14日(水) CanDo報告会<マラウイでの事業形成に向けた調査―小学校の様子・人々の生活―>を開催しました 3回目となる、2016年11月から1か月のマラウイでの調査から、担当の代表理事永岡宏昌が帰国早々に、報告会を開催します。 小学校(8年制)の平均就学年数がケニアは7年のところが4.2年、雨がしのげない仮設教室や青空教室も数多くあるという教育の状況。その中で地域の大人たちが「子どもの健康と教育を保障する社会」を自律的に促進させていこうとする動きを探しました。小学校の様子や、垣間見た地域の人々の生活の様子など、数多くの写真を紹介しながら報告します。 そして、マラウイをご存じの方から、過去との比較などさまざまな視点からご指摘・意見をいただきたいと考えています。 時間: 19:00~21:00/会場: 不忍通りふれあい館 3階会議室 10月1日(土)・2日(日) グローバルフェスタJAPAN 2016に出展しました(お台場センタープロムナード) パネル展示と教室の模型で活動を紹介し、サイザルのポットや木彫りの雑貨を販売。アフリカ大陸のジグソー・パズルやボード・ゲームで遊ぶミニ・コーナーを設けました。 5月11日(水)~6月22日(水) CanDo勉強会2016・東京<全6回>を開催しました 時間: 19:00~21:00/会場: 文京区民センター 2-C会議室 【第1回:ケニアの「民族」の課題と地方分権の展開】 2007年末のケニア総選挙後の暴力は、「民族」対立の様相を呈し、多くの犠牲者と土地を追われた人々を生みました。 その後、政治エリート間の和解が進み、新憲法も発布し、次の2013年総選挙を平和に行なうことに多大な努力が払われました。大統領・副大統領候補は、前回は深刻に対立して地域で殺し合いとなったそれぞれの「民族」を支持基盤とし、今回は協力して投票するよう求められました。その結果、2013年3月の総選挙では、平和裏に、前回は敵対した2つの民族を基盤とする大統領・副大統領が就任しました。 この回では、現在のケニアの大きな課題になっている民族や土地問題の背景にある、イギリスによる土地の収奪、「民族の固定」など植民地化の歴史を振り返ります。 そして、独立以来、富裕層を形成してきたケニア人政治エリートの「民族」との関わりや現在みられる貧富の格差の拡大について紹介し、貧しい人々が「社会的能力」を向上させる重要性について考えます。 合わせて、2013年から本格的に始まった地方分権の進展状況について、カンバ地域を事例として紹介します。 【第2回: カンバ地域の生活と社会開発―「参加」をめぐる課題】 まず、CanDoが社会開発協力に取り組んできた、ケニアのカンバ地域の人々の生活の様子を紹介します。 この地域において社会開発事業を行なったNGOや援助機関など外部者は、住民に知識や技術の向上などによる「将来の利益」を語り、住民の参加を促してきたようです。ところが、外部者は長期的視点を語りつつ、早く消えていく存在でもあります。 この経験から、住民は事業を通しての将来の利益より、村にNGOや援助機関が来ること自体の副次的・短期的な利益に着目することになります。 このことは、事業の目的に関心がなく異なる個人の目的をもって参加する住民が多くなり、本来の目的の達成から遠ざかることになりそうです。 カンバ地域でのCanDoと地域社会と関わり方、自律的な住民参加を促してきた活動例、「私たちは村人になるのでなく、あくまで外部者として村人とつきあう」意味について紹介し、議論を深めたいと思います。 【第3回:ケニアの教育制度とカンバ地域の小学校】 まず、すべての人が基礎教育を受ける意義と、世界での「万人のための教育(EFA)」の達成にむけた取り組みについて説明します。 そして、ケニアの「教育」のうち、小学校・幼稚園(フォーマル教育)について考えます。まず、植民地化と西洋近代教育、独立からの全ての国民への教育の普及の進展、そして、2003年から始まった小学校の完全な無償教育が破たんしつつある現状を報告します。 また、事業地であるカンバ地域での小学校の様子と、この10数年の変化を報告し、子どもたちの教育を保障する意義と住民参加の重要性について検討したいと思います。 【第4回: カンバ地域で保護者が教室を建設する、補修する】 設立当初から取り組んできた保護者参加による教室の建設や補修は、これまでカンバ地域の92小学校で、71教室の建設と77教室の構造補修を実施しました。実際の現場の仕事を担うのは、当会や建設業者ではなく、小学校の保護者です。保護者が、現地資材を調達し、職人をひとり雇用し、監督し、さらに建設作業の非熟練労働を担います。 ケニアでは、2003年に無償義務教育政策が導入されるまで、住民が自律的に土地を確保し、教室を建設して、小学校を設立することが広く「当然のこととして」行われていました。その後、無償教育や国際援助により教室建設が進んだこともあり、住民は教室建設の援助を期待し、自律的な建設意欲は低下し、過去に建設した教室が老朽化し、倒壊の危険があるなかで使い続ける状況もみられます。 当会は、ケニアの援助状況が変化するなかで、設立以来、保護者が安全な教室を自分たちで建設・補修できる能力を身につけることに協力してきました。また、その能力が、子どもの教育と健康を保障することに繋がるよう工夫を重ねてきました。これらの事業展開の経緯を報告し、保護者が学校運営に参加することの意義について、議論したいと思います。 【第5回:カンバ地域の生活と健康問題、地域保健ボランティア育成】 カンバ地域は、降水量の少ない半乾燥地で、住民の多くは、天水に頼った畑作と周辺の草に頼った粗放的牧畜を組み合わせて生存をはかっています。その降雨は、ばらつきが大きい不順なもので、結果、安定した収穫が期待できず、食料が慢性的に不足することにつながります。また、安全な飲み水を十分に確保することも難しい地域でもあります。このことは、注意深く生活しないと、子どもの健康を維持することも難しく、容易に栄養状態が悪化する状況にあることを意味します。 この状況の中で、当会は、住民を対象とした保健研修を実施してきました。地域のなかでの健康の課題として、安全な水、トイレの役割、栄養バランスの取れた食事、子どものケア、性感染症、エイズ、周産期ケア、早期妊娠などに着目し、それらに関連する基礎知識や技能を伝える様々な研修です。当会が、これらの活動で重視してきたことは、研修に参加した住民が、副次的な利益に囚われずに、日常生活のなかで地域の健康の向上に役立てること。このために、地域の健康のために貢献する意欲の高い住民を公正・慎重に選んで、研修に受け入れることです。 現在、地域のなかのマシンガ県で、県保健局と協働して、ケニア地域保健戦略(CHS)を地域で担う地域保健ボランティア(CHW)の育成と組織化に取り組んでいます。その過程のなかで、明らかになってきた課題について報告します。 【第6回:カンバ地域でのエイズ状況と住民教育・小学校教育】 ケニア政府の調査によると、国民の十数人に1人は、エイズの原因となるウイルスHIVに感染した陽性者のようです。当会が10年前にエイズ関連の事業を開始したムインギ東県でも、住民がエイズを「自らの深刻な問題」と感じるくらい、エイズが日常化した状態にありました。エイズに関して「不道徳の病」「宗教的な罪」「不治の病」「コンドームで予防できない性感染症」など、その脅威を強調する情報が流布され、危機意識は高まっていました。そのことが逆に、住民がエイズを学ぶことを躊躇することにもつながっています。 まず、エイズに関する理科的知識と社会問題としての側面など基礎知識および、カンバ地域におけるエイズ状況を概観します。そして、当会が住民を対象に実施している、さまざまなエイズ教育、住民から住民へエイズを包括的に教えることができるエイズリーダーの育成、危機意識と対処意識の乖離を埋めるための試行錯誤を紹介します。 さらに、小学校のエイズ教育の概要、当会の教員対象のエイズ教育研修を紹介し、研修を受けた教員が実施したエイズ公開授業や、エイズに関する子ども発表会の映像も紹介し、エイズ教育の意義についての話し合いたいと思います。 |
2022年9月9日 更新 |